厚生労働省は2016年12月1日より『水素ガス吸入療法』を<先進医療B>として適用いたしました。 心肺停止より蘇生後の患者に水素ガスを吸入させ、臓器障害および脳機能障害などの後遺症を軽減させ、より多くの患者の社会復帰を見込める療法として、水素ガスの有効性が認められたものです。 先進医療とは、厚生労働大臣と内閣府特命担当大臣、行政改革担当、構造改革特区・地域再生担当との基本的合意に基づき、その有効性・安全性・必要性などが審査され、先進医療Bは、先進医療Aよりもさらに厳しく審査され、「医療技術の安全性、有効性等に鑑み、その実施に係り、実施環境、技術の効果等について特に重点的な観察・評価を要するものと判断されるもの」として認証されるものです。 水素ガスの臨床研究を国が認めた形となり、『心肺停止後の水素ガス供与が有効である』とのことは、水素ガスの大きな可能性を示唆しており、今後、実際の医療機関での臨床研究が多く行われることによって、水素がもたらすメカニズムや最適な施術方法が解明され、さらなる水素の効果・効能が立証されていくことになるでしょう。
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