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『糖尿病/透析』に関する論文

『糖尿病モデルマウスを用いた発症予防作用』

〔学術雑誌名〕医学と生物学、No.11, P1〜9 (2006)
〔表題〕Anti-oxidation Effect and Anti -Type 2 Diabetic Effect in Active Hydrogen Water (水素水の抗酸化作用および2型糖尿病に対する効果)
〔著者〕具然和 他 ( 鈴鹿医療科学大学大学院保健衛生学研究科、Hi-tech 研究所 )
〔概要〕2型糖尿病のモデルマウスである、KK-AYと正常マウスを用いて、水素豊富水と水素を含まない水道水とで、発症予防及び軽減作用を比較検討した。3ヶ月間の連続投与により、水素豊富水には抗酸化作用及び、血糖値の低下作用が認められ、2型糖尿病の発症を軽減することが示唆された。

『2型糖尿病に対する臨床試験』

〔学術雑誌名〕Nutrition Research,28(2008)p137〜143
〔表題〕Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance (訳:水素豊富水投与により2型糖尿病患者の脂質、糖代謝の改善、または耐糖能が改善)
〔著者〕梶山静夫他(梶山内科クリニック、京都府立医大、他)
〔概要〕酸化ストレスは糖尿病、高血圧症、動脈硬化症等多くの疾患の原因となる事が広く認められている。本研究では2型糖尿病或いは耐糖能異常を有する患者の脂質及びブドウ糖の代謝に対する水素豊富水の効果を臨床的に検討した。試験はダイエット及び運動療法で揃えた30人の2型糖尿病患者と6人の耐糖能異常患者を対象として2重盲検でクロスオーバー法により実施した。純水に水素ガスを加えて作成した水素豊富水900ml(300mlを1日3回)を8週間摂取させて、その効果をプラセボ群と比較した。水素水群において、血中のLDL及び酸化マーカーの一つであるイソプラスタンの有意な低下が認められた。また、動脈硬化の原因となる酸化LDL及び遊離脂肪酸の低下傾向と抗酸化酵素であるSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の上昇傾向が見られた。さらに、耐糖能異常患者の6人中4人が正常化した。これらの結果から水素豊富水は2型糖尿病及びインスリン耐性の予防に有用であることが臨床的に認められた。

『電気還元水は1型糖尿病モデルマウスの発症を予防』

〔学術雑誌名〕Cytotechnology, DOI 10.1007/s10616-9317-6(published 10 Nov. 2010)
〔表題〕Suppresive effects of electrolyzed reduced water on alloxan-induced apoptosis and type 1 diabetes mellitus(アロキサンで発症するアポトシスと1型糖尿病に対する電気還元水の抑制作用)
〔著者〕Y. Li et al(九州大学他)
〔概要〕電気還元水は活性酸素産物(ROS)の消去作用を介して糖尿病等の多くの疾患に対して改善作用があることが知られている。アロキサンはROSを産生してインスリン産生細胞に不可逆的に酸化障害を与え実験動物において1型糖尿病を惹起する。電気還元水はすい臓β細胞のDNA傷害を防ぎマウスに投与すると1型糖尿病の血糖値を下げる。これらの作用は電気還元水がROS産生を改善して膵β細胞のアポトーシス(細胞自然死)を防ぎ、その結果1型糖尿病の発症を抑えることを示唆している。

『電気還元水の糖尿病マウスの膵β細胞に対する保護効果』

〔学術雑誌名〕Biol. Pharm. Bull., 30(2) 234-236(2007)
〔表題〕Preservative Effect of Electrolyzed Reduced Water on Pancreatic β-Cell Mass in Diabetic db/db Mice (糖尿病db/dbマウス膵β細胞容積に対する電気還元水の保存効果)
〔著者〕Mi-Kim et al. (同徳女子大学肥満管理科、韓国他)
〔概要〕糖尿病では、酸化ストレスにより膵β細胞の機能低下が起こる。活性酸素種(ROS)の増加と、抗酸化防御能の低下に伴い、糖尿病の酸化ストレスは増大する。従って、ROS消去能を有する電気還元水は、酸化ストレス状態にある糖尿病モデルマウスに対して潜在的効果が期待できる。本報では遺伝的糖尿病マウスC57BL/6J-db/dbに対する抗糖尿病効果を検討した結果、電気還元水は血糖値低下作用、血中インスリン濃度上昇作用、耐糖能の改善作用、膵β細胞容積の保持作用等が認められた。これらの結果は、電気還元水がβ-細胞の障害を保護し、抗糖尿病剤として有用であることを示唆している。

『電解還元水のストレプトゾトシン誘導および遺伝性糖尿病マウスに対する抗糖尿病作用』

〔学術雑誌名〕Life Science, 79(2006), 2288-2292
〔表題〕Anti-diabetic effects of electrolyzed reduced water in streptozotocin-induced and genetic diabetic mice
〔著者〕Mi-ja Kim, Hye Kyung Kim Dongduk (Women’s University, South Korea)
〔概要〕糖尿病に於いて明らかにされた酸化ストレスによる膵β細胞の機能障害に対して電解還元水の効果を検討するため、遺伝的糖尿病マウスc57BL/6J-db/dbを1型糖尿病マウスもデルとして、ストレプトゾトシン誘導糖尿病マウスをインスリン抵抗性2型糖尿病モデルとして用いて、電解還元水の抗糖尿病作用を検討した。 電解還元水飲水により、両マウスとも有意な血糖値の低下と、耐糖能の改善が認められた。 しかしながら遺伝的糖尿病マウスでは、インスリンレベルは顕著に上昇したが、ストレプトゾトシン糖尿病マウスではその作用はなかった。 この改善効果は、イン スリンの放出が増加すると同時に、インスリン感受性が上昇して血糖値が制御されたものと推察された。 これらの結果は、電解還元水が抗糖尿病剤としての有用性を支持するものであろう。

『電気分解水の血液透析における効果』

〔学術雑誌名〕Nephron. Clin. Prct. 2009,112;c9-c15
〔表題〕Biological Effects of Electrolyzed Water in Hemodialysis(電解水の血液透析における効果 )
〔著者〕M.Nakayama et al.(東北大学)他
〔概要〕血液透析において酸化ストレスは障害となる。本研究では抗酸化力を有する電気還元水の多形核白血球の維持作用に対する生物学的効果を指標として当該水の血液透析に対する臨床応用の可能性を検討した。その結果、電気還元水は多形核白血球の生存維持作用を示し、血液透析に対する臨床応用の可能性があることがわかった。

『腹膜透析患者に溶存水素水の経腹膜投与』

〔学術雑誌名〕Med. Gas Res. 2013,3:14
〔表題〕Transperitoneal administration of dissolved hydrogen for peritoneal dialysis patients: a novel approach to suppress oxidative stress in the peritoneal cavity(腹膜透析患者に溶存水素水を経腹腔的に投与:腹腔の酸化ストレス抑制の新たな試み)
〔著者〕H. Terawaki et al(福島医大)
〔概要〕Methylglyoxsalのような糖の分解物が腹膜透析患者における腹膜の劣化に関与していることが報じられている。しかしながら、既存の抗酸化剤はその副作用の防御に限界がある。本報では新たな抗酸化物質として分子状水素の腹膜酸化ストレスに対する効果アルブミンの酸化還元を指標として検討した。
〔方法〕6人の患者から得られた透析流液と血液について従来の透析液と水素補強透析液の比較を行った。
〔結果〕還元型アルブミン比は従来の透析液に比べて水素補強透析液では有意に高く、血清中においても同様であった。これらの結果から、水素豊富透析液は経腹膜投与によって腹膜及び全身の酸化ストレスを軽減することが明らかになった。

『電気分解で製造した水素水を透析液に加え腎透析患者に対する臨床効果を検討』

〔学術雑誌名〕Nephrol. Dial. Transplant., (2010) 1of 8 doi: 10.1093/ndt/gfq 196
〔表題〕A novel bioactive haemodialysisi system using dissolved dihydrogen(H2) produced by water electrolysis: a clinical trial(水電気分解によって製造した分子水素溶解水を用いた新たな生物活性透析システム:臨床試験)
〔著者〕Masaaki Nakayama et al.(東北大学医学部他)
〔概要〕慢性炎症を持つ患者の透析の予後は芳しくない。分子水素は酸化ストレス及び炎症による障害を軽減する事が報告されている。本報では高濃度の分子水素(H2)を加えた透析液の臨床効果を検討し新たな透析システムを開発する事を目的とした。
〔方法〕電気分解法により作成した高濃度の水素(H2)(平均 48ppb)を含む透析液を安定化している21人の患者に対して通常の透析液から切り替えて週3回、6ヶ月間実施した。
〔結果〕試験期間中臨床的な副作用は認められなかった。透析期間の前後で収縮期血圧(SBP)は有意に減少し、140mmHg以下になった。透析変数は最小となり、血漿中の好単核細胞蛋白1及び酵素のmyeloperoxidaseは有意に減少した。この結果から、透析液に水素を加える事により炎症反応を改良し、血圧を改善する事が明らかになり尿毒症の新たな治療法を提供する事ができた。

『電解還元水は終末腎透析患者の血液透析によって生じる赤血球障害を減少した』

〔学術雑誌名〕Kidney International advance online publication, 7 June 2006; doi:10,1038/sj.ki.5001576
〔表題〕Electrolyzed-reduced water reduced hemodialysis-induced erythrocyte impairment in end-stage renal disease patients
〔著者〕Kuo-chin Huang, C-C Yang, S-P Hsu, K-T Lee, H-W Liu, S. Morisawa, K. Otsubo, and C-T Chien(台湾国立医科大学研究所及び同病院)他
〔概要〕終末期の腎疾患患者(ESRD)では、血液透析による酸化ストレスにより、赤血球が障害を受けることが問題となる。電解還元水(ERW)は、活性酸素種(ROS)を除去することを前報で報告したが、その結果として赤血球の減少が抑制されるか否かを検討する。
〔方法〕43人のESRD患者をERW群、ビタミンC群、ビタミンE塗布透析器、および無処置群に群分けしてERWの効果を比較検討した。
〔結果〕赤血球障害抑制効果は、ビタミンC→電解還元水→ビタミンE処置透析器の順で、電解還元水の明らかな効果が確認された。電解還元水飲用により、ROS、取り分けH2O2、HOCL が有意に減少し、溶血作用、脂質の過酸化等の障害が軽減された。その結果としてヘマトクリット値の改善、エリスロポエチンに対する反応性の向上、炎症性サイトカインの低下作用等、慢性腎透析患者における赤血球の障害が有意に抑制された。電解還元水はビタミンCで認められるような、シュウ酸塩の蓄積による副作用はなく、長期使用に適している。

『電解還元水による腎透析患者の血液透析によって生じる酸化ストレスの低減効果』

〔学術雑誌名〕Kidney International, vol.64(2003), pp.704-714
〔表題〕Reduced hemodialysis-induced oxidative stress in end-stage renal disease patients by electrolyzed reduced water
〔著者〕Kuo-chin Huang, Chih-Ching Yang, Kun-tai Lee, and Chiang-Ting Chien(台湾国立医科大学研究所及び同病院他)
〔概要〕終末期の腎疾患患者(ESRD)では血液透析により酸化ストレスが問題となる。電解還元水により活性酸素種(ROS)を除去することが出来るか検討する。
〔方法〕10人の健常ボランティアと37人のESRD患者に対して電解還元水を3ヶ月間飲用させ、酸化マーカー、炎症マーカー、CRP等の変動を測定した。
〔結果〕電解還元水飲用により ROS、取り分けH2O2 、HOCLが有意に減少 し、白血球や内皮細胞の障害が軽減され、透析によって生じる酸化ストレスを改善した。










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